新しい季節の始まりは突然嵐とともに。

 

 

  月曜日、ここ大阪中之島では、週末から降り続けていた雨がようやく上がり、少し晴れ間が覗きました。

  改めまして、地元大阪、関西地域で台風被害に遭われた皆様、北の大地で地震被害に巻き込まれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

  当店も7月の地震では地盤が落ちて裏の戸が半分しか開かなくなったり、ディスプレイの商品が落ちて割れたりするなど、これまで想像もしていなかったようなことをこの夏経験しました。今年1度目の台風では看板が枠から外れ落ち、外灯が浸水により壊れ、2度目の台風では裏の物置が強風で倒れるなど、甚大ではないものの毎回何かしらの余波をうけました。

 

 

 

  幸いにして、周囲の方々のご好意で、看板、外灯、物置と全て雨の前に修理が終わり、この週末は不安を引きずることなく安全に過ごすことができ、力を貸してくださった方々には心より感謝申し上げます。一方、家が倒壊した方々や未だ復興の糸口が見えない地域にお住まいの方々におかれましては、このめまぐるしい天気の移り変わりに心落ち着く間もないことは容易に想像がつきます。いつまた起こるかもしれない自然の脅威に対しては、自身が不運を免れたことを感謝するだけでなく、いつかどなたかのお力になれるよう、防災の心得だけはこの機会に習得しておこうと、ニュースは吟味してよく観ています。

 

 

  そんな心ざわつく毎日が過ぎていく中、気がついてみると、セミはとうの昔に姿を消し、日暮れは毎日少しずつ早くなり、確実に季節は変わっていました。道を歩く人の身なりは季節よりも変化がやや緩やかで、先週までは袖なし、半袖姿の方がまだ確実に多かったように思います。でもきっとこの週末の雨が長袖やジャケットを羽織る方を一気に増やしたことでしょう。都会に住むことで私たちはこと天候変化に少し鈍感になりがちですが、防災は日々着るものや口にするものを注意深く選ぶことからも始まるのではと思います。

 

 

 

  ショップに置かれた小物やアクセサリー、洋服も、秋の気配が色濃くなりつつあります。ラタンや麻素材から、レザーやウールが昨年よりかなり早くに登場しています。しばらくは蒸し暑さと涼しさが頻繁に行きつ戻りつするでしょうから、一度引っ込めた素材もまた組み合わせを工夫しながら活用する機会もあるでしょう。ショーウインドウから行き交う人の服装を参考に、見せるディスプレイの足し算引き算を繰り返しています。

 

 

  そして本日の変更アイテム。ショップ長椅子のディスプレイではバギーパンツはそのまま動かさず、トップの麻素材のノースリーブシャツをウールのタートルネックに、パナマ帽をウールの中折れ帽子に変えました。天候はドラマチックに変化しても、装いは用心深く、パーツを入れ替えることで少しずつ季節感を出していけたらと思います。

 

 

 

エルス中之島店、9月の営業時間はこちらから参照いただけます。

エルス in Nakanoshima | comments(0) | -

Summer2018ー酷暑対策は目から手触りからー

  2018年7月、記録的な酷暑、水に囲まれた大阪中ノ島にあっても空気はどっしりと重く、聳え立つ建物や行き交う人の影には太陽のオレンジ色が重なり、体感からも目に映る光景からも尋常ではないこの夏の暑さを感じます。

 

  さて、ショップでは今週連休明けからサマーセールが始まりました。その中からすぐにでも活用できる真夏お役立ちのアイテムをいくつかピックアップしてご紹介いたします。暑さは目から入る色にも結構影響を受けます。エルスでは酷暑対策として涼を誘明るいブルー、ブラック、ホワイト、グレーのモノトーンを色々ご紹介しています!

 

  

  キャミソールタイプのミニベスト、そのまま素肌に着ていただいても良いですが、着慣れたシャツやタンクトップの上に一枚重ねるだけで「夏のきちんとコーデ」が完成。ご旅行や近所にちょこっとお出かけの際にいかがでしょうか。白と黒、どちらも在庫一点のみです。丈短めのプチサイズ(バスト84cm程度)なので小柄な方、肩幅の狭い方にお勧めです。

 

 

 

  どんなに暑くても素肌剥き出しには抵抗ありますよね?屋外での紫外線、屋内での冷房からお肌を守るには、ストール一枚が結構役に立ちます。今年の春夏ストールは綿100%、綿麻混紡のものが多く、汗を吸った後気軽にお洗濯できます。トレパリのロマリン も、綿100%。ざっくりと編んだルース感が特徴の大判ストールなので、パンツや長めのスカートと相性が良く、背の高い方にお勧めです。

 

 

 

  涼やかな色に加えて、さらっとしたテクスチャーを取り込むのも酷暑対策の一つ。トレパリのリッツストールはかなりの大判ですが、シャリ感のある風合いで形を作りやすいのが特徴。広げてみると透け感があり、遠目から見るとまるで水煙をあげる滝のよう。タンクトップやノースリーブワンピースなど、肌見せのファッションの上にふんわりとまとっていただくと素敵です。ホテルなどでのフォーマルディナーにも使えますので、是非夏のバカンスのお供に。エレガンス、マダム力(笑)アップします。

 

 

 

  そして夏の定番、ブルー・ドゥ・コカーニュ。パステルという植物由来の染料を使った鮮やかな青、手染めのリネンシリーズは既にファンの方も多く、店に寄る時に着てくださる方も増えています。画像はゆったりとしたVネックトップ。男性でも着用していただけるユニセックスアイテム。ポケットが外側についたタイプと内側についたタイプの2枚。焼けた肌に素肌に着ていただくと麻の涼しさに癒されます。残念ながら今後の入荷はなく、今ある在庫のみとなります。

 

 

 

 

  アンソニー・ペトの麦わら帽子もセールアイテムです。ブラック&ナチュラルの編み目に特徴のあるこちらのつば広帽子には細いリボンがついて可愛さもプラス。この他、クラシックなパナマ帽も長年愛される定番です。

 

  

 

ぺシュテマルというタオル機能を兼ね備えた綿100%のトルコの伝統的なスカーフやビーチにそのまま持っていける防水性のポーチ、海や水に近い場所にお出かけになる方に特にオススメのアイテムもございます。セールは今週土曜日4/21まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルス in Nakanoshima | comments(0) | -

ロンドン街歩き_ケンジントンガーデンズと新・デザインミュージアム

  6月前半、パリのアパルトマン10年目の改修工事のため、ショップをお休みしてパリに飛びました。到着その夜から大工さんと打ち合わせ。翌日から壁塗装のためアパルトマン全体が養生されてしまうと塗装が終わるまでもう身の置き所がない。そこで別途進行中のアート買付案件のため、パリから久々のロンドンへ移動。

 

  ケンジントンガーデンズの直ぐ近く、地図でいうと公園より北のランカスターゲート駅徒歩3分に位置するこじんまりとした英国式の建物が今回のお宿。2日目の朝、お約束のイングリッシュ・ブレイクファストをいただいた後ロンドン街歩きが始まりました。ボリュームたっぷりの2皿(メインと前菜のサラダ)はご覧の通り。卵の焼き方はサニーサイドアップを注文。

 

 

 

 

  朝食の卵焼きは空振り。6月梅雨のないヨーロッパはからりと晴れているはずですが、さすがロンドン、この期待を裏切らない曇り空、いかがです?その日お目当の美術館は公園を突っ切ると早いとホテル支給のGPSが教えてくれたので、小雨散らつく園内をひたすら歩きます。しばらく歩くと目の前に現れたのは大きな池。野鳥が降り立ち身繕いしたり餌をついばんだり。公園の多さと広さで有名な大都市ロンドンならではの光景です。

 

 

  池の前には親子連れがパンくずでもやっているのでしょうか。近寄っても逃げない様子から、近隣に住む人とこの池に集まる野鳥たちの間にはそこそこの信頼関係もあるようです。芝生の傍らには「野鳥を愛しているなら賢く餌をやってね」との掲示板。

 

 

  ケンジントンガーデンズの敷地内にはケンジントン宮殿があります。時代とともに当主は移り変わり、現在はケンジントン公ウィリアム皇子とその妻キャサリン妃がお子さん達とお住いだそうですが、その一部が公開されていおり、特別展「DIANA Her fashion story』が来年まで開催中。この展示会ではダイアナ元皇太子妃の結婚当時から亡くなる直前までの、元妃を偲ぶ人々の記憶に残る25着のドレスを紹介しています。上の画像はヴァルサーチデザインのドレスを着用した交通事故に遭う少し前のダイアナ元妃。結婚当初の若い頃の彼女は大きく膨らました髪型と同様、寄宿学校の女学生のようなクラシックなドレスが多く、この大きく胸のあいたグラマラスなドレス姿の彼女は成熟した大人の女性としての自信に満ち溢れ、目を見張る変身ぶり。その後このドレスはチャリティーオークションで2,400万円で売却されたそうです。

 

 

 

  さて、ケンジントンガーデンズを抜けたその西に新しく移設されたお目当の美術館、デザインミュージアムです。コンランショップのテレンス・コンラン卿が主宰する財団によって開設されたこの美術館は、その名の通り、20世紀の優れたデザインを集め、社会とデザインの繋がりを深め、その普及に努めるることを目的としているのだそう。常設展の入り口には、ご覧のような20世紀を代表する誰もが知っている優れたデザインの商品の数々。中央ロンドン地下鉄のこのサイン、地下鉄路線図の生まれた背景が紹介、その発想から完成までのストーリーに改めて納得。

 

 

 

 

  新設されたデザインミュージアムは広く開放的で、どこから見ても絵になるのですが、私が最も関心したのがこの眺め。3階サイドウォークの手すりから地階メインホール全体が見晴らせます。中央にありながらも変則的な2つの階段の作り、照明効果など、建築としても見どころ満載な美術館、ロンドンに行かれるなら必見です。

 

 

イングランド紀行 | comments(0) | -