Coin Perdu_花とインテリア

ベルギー最古の街トングレンのインテリアショップを一つご紹介します。この夏から、ルーヴァンのKLDECORと共同プロモーションを始めた、お花とインテリアを扱う「Coin Perdu」。KLDEOCRと同じく、女性オーナーが一人で切り盛りしています。



トングレン花屋1


女性が運営するインテリアショップはベルギーで本当に多いです。一般にお料理上手というイメージはないベルギー女性(失礼!)ですが、家や部屋を居心地よくしつらえる情熱は世界水準以上といっても良いのでは。



トングレンの花屋2


花屋とインテリア全般を一人のオーナーが切り盛りする例は、実はありそうでいてなかなかありません。少なくとも私が実際に具体例を見たのはこれが初めて。花屋も仕入れやアレンジなどそれだけでかなりな体力を使う仕事ですし、加えて壁紙やファブリックを扱ってのインテリアコーディネーションとはかなり大変そう。人並以上の体力と情熱なしではできない仕事です。



トングレンの花屋4


15坪程度のショップ内には、切り花やプリザーブドフラワーのアレンジの他、室内用の塗料サンプル、壁紙、ファブリックの見本帳などが所狭しと置かれています。どれも女性の目を魅了する色や柄。どこからが商品で、どこまでがサンプルなのか判らないほど色々なものが上手にコーディネーションされています。



トングレンの花屋5


形の変わった椅子に、アクセントの花柄クッション。明るくて外交的なオーナーのセンスが伺えます。これ以外にも絶妙な組み合わせの一人掛け椅子とファブリック、クッションのコーディネーションが。全部お見せできないのが残念です。



トングレンの花屋6


クリスマスディスプレイもこのシーズンの大きな目玉。ツリーに飾るボールや飾りも商品です。天使や人形のモチーフなど、鮮やかな色だけでなくフェミニンでロマンチックなものが多いようです。



トングレンの花屋3


そして、もちろんリースやキャンドルフォルダーも!個性が際立つアレンジはフェスティブな赤を主体に実や葉を個性的に使ってどこかしらノスタルジックでカントリー風。リースの背景には白い塗料で粗く仕上げたガーデンテーブルに消防車のような赤いランタン。あるようでない、こんな素敵なサプライズがたくさん見つかること請け合いです。



Coin Perdu

Floriste Martine Mommen

Leopoldwal 32

3700 Tongeren

tel: +32 12 21.61.21

martine@coinperdu.be


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トングレン_晩秋の骨董市

レストランメニュはジビエ、パン屋やお菓子屋には、スペキュロースでできた聖ニコラが並び始める11月の終わり。今年は快晴の続く晩秋らしからぬ気候の良さのためか商店街の冬支度もなんとなくのんびりしています。このお天気に肩押しされて、ベルギー最古の街トングレンへドライブ。以前にもご紹介したように、このベルギー北東の小さな街では毎週日曜日大規模な骨董市が開かれます。



トングレン蚤の市1


必ず目がいってしまうグラス。10年以上も前に、東京碑文谷でアンティークショップを運営していたときに最初に買い付けたクリスタルグラスとまったく同じデザインのものを見つけました。アーモンドを並べたような彫がくるりとグラスを囲み、その微妙な陰影が注いだワインを美味しくみせ、グラスのステムから台が婉曲をなしてとても安定しています。今も昔も変わらぬ魅力的なデザインです。



トングレン蚤の市5


小型のアコーディオン。音は鳴りそうになさそうですが、可愛い形でオブジェとして使えそう。手に持つ楽器は人との相性が良いようにデザインも工夫されていますね。



トングレン蚤の市3


少し大きい子供用のバギー。乳母車と三輪車の間はこんな手押し車で昔の子供はお散歩に連れていかれたのでしょうか。商店のオブジェとして使うなら、ワインボトルを載せたり、お花やハーブポットを飾ったりしてプランターとしてアレンジしては。お店の玄関口にサインやラッパのように丸めたチラシと一緒に置いても印象的です。



トングレン蚤の市2


革製の鞄。頑丈そうな作りに守られている中身はガラスボトル、それとも何かの道具箱でしょうか。中身が何であれ、鞄だけでも存在感のある色と形。この大きすぎないサイズもいいですね。



トングレン蚤の市6


棺桶のような浴槽のようなブリキのコンテナー。エクステリアグッズコーナーに置かれているので、これもプランターとして利用する人がいるのでしょう。シンガーミシンの脚はここでも登場。上に天板を置いてガーデンテーブルに。



トングレン蚤の市4


ワッフル型焼き器?オブジェ以外に利用する方法はちょっと思いつかないのですが、キッチン周りのアンティーク道具は見ているだけで楽しいですね。
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緑の絨毯

水温む春、といいたくなるような好天。年末は見渡す限りの雪で覆われていたのに、この1週間ですっかり緑に戻りました。



緑色のじゅうたん2緑色のじゅうたん




体感温度はかなり暖かく感じられる日曜の午後。実家の傍の牧場でわんこといつものお散歩コースです。
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大人だけのイースターランチ

イースターの日曜日。朝から雨が降ったりやんだりのはっきりしないお天気です。帰国前のあわただしい中、今年は夫の両親の家で、義両親と私たち夫婦の4人でこじんまりとランチをいただきました。

イースターランチ

テーブルセッティングは義母の手になるもの。イースターのキャラクター、うさぎに雌鳥、卵など揃ってゲストをお出迎え。中央の白と黄色のチューリップの置物(陶製)は4人ぐらいのテーブルにぴったりの大きさ。自分では絶対しないアットホームなディスプレイに心なごみます。

イースターエッグ

義母は、その昔大学時代にはロシア語専攻でした。一時は通訳として活躍したこともあるそうでさすがマルチリンガルなベルギー人。その時代にレニングラード、サンクトペテルブルグで購入したという色艶やかなイースターエッグと飾り皿が目をひきました。そこから話題が一気にヨーロッパ各地の宗教やイースター関連の行事の話に広がります。ヨーロッパといっても国によって微妙にその祝い方が違うとか。「日本でもイースターをお祝いするの」という義父の問いかけに、「日本の春は桜が主役。お花見という国民的な行事がありまして…。」と、私の心は既に遠く東の国へ。
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森と泉に囲まれて

既にご紹介した新しい散歩道、「公園の中の修道院」です。前回は凍てつく寒さであまりシャッターを切るゆとりもなかったので、今回はゆっくり歩いてみました…。

パークアベイ1

極寒の中、立ち枯れたかのように見える木立。水面に映るシルエットに見惚れました。

パークアベイ2

前回はまったく姿を見なかった水鳥が遊ぶ姿を遠目に発見。湖面に張った氷が溶けたので、このときとばかりに羽を伸ばしている様子です。

パークアベイ3

つがいの白鳥は、遊ぶよりもおなかを満たすことに夢中な様子。その長い首を使って、一生懸命水面下を探索しています。

鴨サンバ

羽の色も麗しい鴨。なぜかこの子達はつがいではなく3羽で動いていました。

パークアベイ5

まだ春には遠い。秋には生い茂った草木で見えなかった修道院の全貌が、対岸からも見渡せます。

パークアベイ6

修道院の石垣に刻まれた年碑は何を意味するのでしょう。1666年は、ニュートンが「万有引力の法則」を発見した年。日本ではそんな世界の動きを知らずに、徳川の治世の元、鎖国の平和に浸っていた時代でした…。
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ベルギー最古の街、トングレン

年初にひいた風邪が長引き、ここ10日間ほど極力外出を控えていたため、また少し前に遡ってのお話です。昨年末、数年ぶりに訪れたトングレン。ベルギー、リンベルグ地方にあるローマの遺跡などでも知られている古都です。見所も少なからずあるかわいい地方都市ですが、日本人向けのガイドブックにはほとんど紹介されていません。実は週末アンティークマーケットで有名な街でもあるんです。ここで陳列されているものは、面白いだけでなく、実用的なものも結構たくさんあります。お手頃価格で購買意欲をそそります。

アンティークグラス
こちらは、蓮の花のような模様のあるアンティークグラス。透明なガラスのためわかりにくいので、影の形を見てイメージしてみてくださいね。8個という数が安心です。(割れたときの用心のため。)こんな気取りのない厚手のグラスであれば普段使いにも十分耐えてくれるでしょう。

アンティークバスケット
こちらは、細い鉄線でできたバスケット。卵かパンを持ち運ぶのに使ったのでしょうか?鳥の巣のような雰囲気が気に入りました。上のアンティークグラスを入れてお持ち帰り。

antique1antique2

左は19世紀末の広告や商品紹介の記事が載せられた雑誌。当時の風俗や文化がうかがえる歴史的な資料でもあります。中には知っているブランドもあったりして興味がつきません。右はインドの印判。染物に使ったそうです。馬や花、鳥、蝶などのモチーフがよりどりみどり。買い付けたベルギー人の女性はとてもお話好きなシングルマザー。波乱万丈だった若い日のエピソードを語ってくれました。台湾人男性との間にもうけた一人息子は成人し、まだ見ぬ父親を訪ねてアジアの国を旅行するための費用を貯めているそうです。

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アンティークリネン。格子縞や縦縞、赤や青のシンプルな色が入っています。今でも十分使えるものばかり。「アンティークリネンはまず100度近い熱湯に一度通してから使用してください。」とは女ディーラーの弁。お菓子の焼き方、チョコレートの流し型。マネキンの腕など。役に立たないものでも、オブジェとしての魅力たっぷりな小物たち。

この日はあいにくの雨でとても寒く、のんびり歩き回るには最悪のお天気でしたが、そんな日は、アンティーク(ガラクタ骨董)ディーラーも、早く店じまいして早くお家に帰りたいので、値引き交渉がうまく行くことが多いです。

トングレンの骨董市は毎週末OPEN。しかもベルギーの中では珍しく普通のショップが空いている日曜日があるので、骨董に限らず普通にショッピングが楽しめます。お昼ごはんのお勧めは、ガロ・ロマン博物館内にあるカフェレストラン。天井が高く広々としたスペースで、パスタやシチューなどカジュアルで美味しいメニュが楽しめます。
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(戦場の)メリークリスマス!

さて、12月25日になりました。クリスマスという世に知られた祝日というだけでなく、ヨーロッパで暮らしていると、家族のありがたみを思い知らされる日でもあります。街中には人の気配もなく、常日頃は朝行列の出来るパン屋さんにさえ、お客さんの影はありません。とういのも、ほとんどの家では「家族ディナー」の準備で忙しいからです。今年で7回目のクリスマス。最初の年と違うことは、甥っ子や姪っ子が一緒に遊べるほど大きくなったこと。5歳前後の子供って、することなすこと掛値なしに可愛いものです。

メリークリスマス!4

夫が買ったトナカイの角のかぶりもの。うちのラピスやゆずにかぶらせたら…という夫の浅はかな遊び心が、我が家の猫たちに通じるはずもなく、仕方ないので二人でかぶって鏡を見たら、かなり大間抜け。でも甥っ子や姪っ子がかぶるとこんなにキュート!

メリークリスマス!6

この後、夫が買った宝物の詰まった人形の家(ドイツ製)を甥姪と一緒に組み立てました。細かなパーツを合わせて、王様とその一家の面々や家そのものを作り上げていくその過程が面白くて、出来上がり完成図と首っ引き、結構はまって遊んでしまいました。

メリークリスマス!

クリスマスディナーの主役はターキー。10数人のお腹を満たすため、かなり大きめのサイズです。こんがりローストされた丸々一羽の肉は見ているだけで幸せな気分にさせてくれます。大勢で1つのご馳走を切り分けることに家族ディナーの醍醐味があります。

メリークリスマス!3

ターキーの中身は、こんな感じです。白味のお肉とは別に様々な香辛料で味付けされたスタッフィン(詰め物)がぎゅうぎゅうに詰まっています。このお肉の切り身には、クランベリーソースを添えていただきます。今年はお義母さんの発案で、カシスのリキュールを加えて煮詰められたリッチな味。付け合せのお野菜は、ポテトのグラタン、普通にローストされたポテト、チコリのシチューなど。どれも素材の力でシンプルにとても美味しいものばかり。

メリークリスマス!2

クリスマスの前日まで、ツリーの根元に並べられたプレゼント。破って開けられてしまえば終わりのラッピングですが、数日間はこうして目立つように置かれます。人にとっては季節を彩る大切なデコレーションですが、いたずら盛りの猫にとってみれば格好のターゲット、リボンを引っ張ってみたり、包装紙をかじってみたり…。

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実は、今週に入って、ささいなことから口論がエスカレートして夫とは冷戦状態。背中を向け合ってベッドにもぐりこみ、一言も口をきかないまま悶々と寝つきの悪い夜を幾晩か過ごしていました。25日朝隣で目覚めた夫が開口一番「Merry Christmas, Hiromi」。戦場にあっては敵同士でも、この日ばかりは、「神の加護」を感謝して、地球上の生きとし生けるものすべてへ祝福を贈り、共にこの聖なる日を祝うという、宗教に深く根付いた西洋人の底力を実感した一日となりました…。この一言で、孤軍奮闘していた日の丸特攻隊の私は、あえなく降参。皆様にも、メリークリスマス!

メリークリスマス!5
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ベルギー人もはじける?クリスマスマーケット

ルーヴァン市のクリスマスマーケットが始まりました。もともとドイツからきたこの屋外イベント、ベルギー、オランダなど北方ヨーロッパを中心に広まり、こちらでは12月の風物詩となっています。広場に所狭しと並んだ露店では、たわいのないおもちゃやキャンドル、クリスマスデコレーションから、チーズや季節のお菓子、地元のワインなど、すぐに家庭で楽しめるものが売られています。メリーゴーランドなど移動遊園地が立つので、もちろん昼間も楽しいけれど、夜に、ワインやビール片手にフードスタンドをはしごするのも、長い夜が続くヨーロッパの冬の醍醐味です。今年の2月に引っ越した我が家からは徒歩5分という足便のよさもあって、最終日までちょこちょこ通いそうです。

クリスマスマーケット3

うちの夫が手にしているのは、ロブスタービスク。甲殻類の香ばしい風味のスープです。フルートタイプのグラスに入って、ホイップクリームが上に乗っているので、まるでデザートのようにもみえます。

クリスマスマーケット4

露店といってもジャンクフードばかりではありません。こちらのスタンドは、地元の銘酒、シャルドネ種でできたMEERDAELのシャンパン、そしてロブスター、生牡蠣などの珍味を味わうことができます。

クリスマスマーケット5

このシャルドネ種の葡萄でできたメールダールMEERDAELというシャンパンは、今年ブリュッセルで開かれたワインのコンクールでグランプリを獲得したという誉つき。夏に飲んだときよりも、冬の冷気の中でいただく方がより一層美味しく感じられました。

クリスマスマーケット2

生牡蠣だけでなく、ホワイトクリームを乗せた牡蠣のグラタンも美味。風味豊かなクリームは、やはりMEERDAELのシャンパンで味付けされているのだそうです。贅沢だけど、グラスシャンパン付で5€、安い!

クリスマスマーケット1

こちらは、「クリスマスキス」という名の釣鐘型のチョコレート菓子。チョコレートのコーティングの中身はマシュマロです。コーティングには色々な柄がありますが、12個でなんと5€というお手頃な価格。

クリスマスマーケット6
今日日曜日は、夜のアペリティフタイムだけでなく、実はランチタイムにも来ていました。ホットドッグとスープのスタンドに並んでいると、OGAWA家ご一家とばったり遭遇。いつみても明るく元気なお嬢様がたも、お豆のスープでご機嫌な様子。スタンドの前で「美味しかったね。」のポーズ。

このクリスマスマーケット、12月11日から20日の日曜日まで続きます。毎晩10時、11時までオープン(最終日の日曜は夜8時まで)しているので、平日仕事帰りでもOK。こうして毎日、少しずつクリスマスムードを高めていくのがヨーロッパ風。実際のクリスマス週は、家族の集まりで、街はしーんと静まり返るのですが。
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ベルギーのクリスマスは今日から

昨晩遅く小雨降りしきるベルギーに戻りました。そして12月6日の今日は、サン・ニコラの日、ベルギーのクリスマスがオフィシャルに始まる日です。この日を楽しみに待っていたのは、プレゼントをもらう子供だけではありません。子供の素直なリアクションが面白くて仮装をするのが止められないといううちの夫も、朝から午後に行うパフォーマンスのことで頭が一杯です…。

サンニコラ2009

サン・ニコラのイベントは、午後4時、ルーヴァン市内の修道院跡、ベギナージュの一角で始まりました。友人・知人の子供たちが親と一緒に部屋に集まり、聖人サン・ニコラと、従者ズワルト・ピートの来るのを今か今かと待ち構えています。先月ご紹介した、ブリュッセル近郊で出遭ったサン・ニコラは、もうちょっと威厳がありましたけど。ま、いいか。

サンニコラ2009_2

ようやく現れたサン・ニコラ、部屋中央の椅子に座ってまずはご挨拶。大きな書物を抱えて、一人一人子供を前に呼び出してお説教。従者のピートがプレゼントの袋をもって控えているので、怖くてもじっと我慢してこのお説教を聴いている子供たち。

サンニコラ2009_3

ベルギーの子供に混じって、AKARIちゃんと、KOKOROちゃんもサン・ニコラからプレゼントを貰います。実はこの会に合わせて、パパが奔走して調達。ちょっと固まっているKOKOROちゃんをお姉ちゃんがしっかり脇でサポート。オランダ語のお説教もちゃんと理解しているところが立派。

サンニコラ2009_4

会は子供全員にプレゼントを配り終わるまで約1時間ほどかかって無事終了。今日の主役たちは修道院の建物前で一服。この後も、しばらく夫の興奮さめやらず、「子供たちすっごく喜んでたよね、ね、ね!」たぶん来年も再来年も彼のこの伝統行事は続きます。ちなみに、従者の黒人ピートの役をつとめたのは、どちらもお医者様。お菓子の袋を持って、中に入ったキャンディを節分の鬼を打ち払うがごとく投げまくって嬉々としていました。うちの夫はフランダース政府の公務員ですが、固い仕事につく人ほど、変身願望強く、そしてまた「ハジケちゃう」ものなんでしょうかね。
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サン・ニコラがやって来る!

この週末は記録的な温かさだったベルギー、11月も末だというのに、なんと日中は気温が18度まで上がりました。お日さまが燦燦と輝くブリュッセル郊外で、サン・ニコラ(これはフランス語。オランダ語では、シント・ニクラース)に逢っちゃいました!

サン・ニコラ3

サンタ・クロースの起源ともいわれているこの人、赤い帽子を被り、豊かな白いひげをたくわえた聖人、おつきにピートという名前の黒人を何人か従え、スペインから船に乗ってやってくるそうです。ベルギー、オランダ、ドイツ、オーストリアなど、主にヨーロッパの北に伝わる伝説で、その昔、貧乏で娘を売りに出さなくてはならない親子が住むと聞き及び、その家の煙突からお金を投げ入れて、一家の貧窮を救ったとされる聖人サン・ニコラの命日が12月6日。その聖人がいつか、5日の深夜には、良い子供にはプレゼントを配ってくれるというお話となりました。

サン・ニコラ2

ただし、誰にでもプレゼントをくれるというわけではなく、親の言いつけをきちんと守った子にはご褒美のプレゼント、悪い子にはお仕置き、という厳しい反面も。本当に悪い子は、黒い顔のピートから追い回されたりもするそうです。

サン・ニコラ1

私たちの良く知っているサンタ・クロースは、17世紀にアメリカに渡ったオランダ人により、話が大陸に伝わり、今のような話に形を変えて発展していったそう。こうしてみると、赤い司教風の衣装といい、つえといい、普通のサンタさんと比べるとかなり威厳がありますね。ベルギーでは、11月から12月6日のサン・ニコラの日まで、スペキュロースというシナモンのきいたクッキーを食べます。クッキーの形はもちろんこのサン・ニコラ。その他、愛嬌たっぷりのズワルトピート(黒人の従者)もクッキーやチョコレートのフィギュリンとなってあちこちに登場します。
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