3年目の紅葉

庭の紅葉はいい具合に色づき今が見頃です。2008年の秋に植えてちょうど丸三年。これまでで一番美しく見えるのは、この木もようやくこの家のこの庭に根付いた、ということでしょうか。



2011年紅葉3


夏が寒く短かった今年のベルギーでは、その分をお返しするかのように、ゆったりと長い秋。雨や風で中断されずに日差しをこんなに長く楽しめることはこの時期本当に珍しいことです。



2011年紅葉4


こんなやさしい秋の懐に抱かれていると、3月の大震災が遠い昔のように思えます。世界が驚愕するほどの自然の威力を目の当たりにしてそれから9か月。今でも日本のメディアで福島の名前がニュースに出ない日はありません。



2011年紅葉1


先月、当オンラインショップに福島にお住まいの方から注文が入りました。ご注文の品は石鹸。黒い化粧箱に入ったシンプルですが香りのよい品です。実はこちらの商品は、在庫切れで今は取扱いがなく、お断りしてもよかったのですが、ご注文をくださったこの方のお気持ちを無駄にしないため、急遽取引先の在庫を分けていただきご送付した経緯があります。そしてこのとき「仮設住宅」というご住所に過敏に反応した事実は否めません。



2011年紅葉2


東北の秋を、この自然の移り変わりを、被災者の方々はどのように感じていらっしゃるのでしょうか。家が壊されても、日用品に事欠いても、疲れた心や身体を癒してくれる身近にある小さな贅沢。震災に不幸にして逢われた方々の「日常の復旧」はまだまだこれからだとはお察ししますが、「私たちにできること」を考えるヒントはそこかしこにありそうです。
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カスタムプランターに照明2個

フロントテラスの完成もあと少しのディテールを残すのみとなりました。サイドの壁に這わせるつるアジサイを植えるため、隙間にちょうど合ったサイズのプランターが必要でしたが、既製品で合うものがなかなかありません。DIYで知られた小売店BRICOやGAMMA、園芸用品やペット用品の専門店AVEVE、その近郊にある限りの園芸店を探しても見つからないので、カスタムメードすることに。



メタルポット2


必要なのは290×19×31cmの隙間に入るプラスチックかメタル製の箱です。ルーヴァン市のはずれにある金物専門店、METALEUVEN(名前そのまんまですね。)で、サイズと全体の形を手で書いて水曜日に注文したら、翌週月曜日に出来ました。



メタルポット3
横からみるとこんな長細い箱です。これで長さ約150cmです。290cmをそのまま作ったり運んだりするのは大変なので半分にして二個。両側は機械ではふさげないので、カバーだけを別に作ってもらい、夫が釘で止めました。



メタルポット1


早くこの部分を仕上げたいと心待ちしていた夫は、月曜日仕事から戻って早速仕事にとりかかりました。今はちょうど日差しが一番長い夏、夜の10時半まで明るいヨーロッパの夕方から夜にかけて時間はたっぷりあります。一見やさしそうに見えるこの作業、実はこのプランターの下に、スポット用のコードを入れるのがなかなかの手間(らしい)。



テラスのスポット


11時近く、かなり暗くなった頃、ようやく照明が2個つきました。植土もまったく足りてなく完成度は50%。いつも思うんですが、夫の仕事で、計画通りに物事が完成したり仕上がったりすることってまずありません。時間をかけてそのプロセスを楽しむ人種と、早く仕上げてその結果を喜ぶ人種、私はやはり後者かなあ。
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鯉と水音

先月我が家に来た鯉、最初は水底に隠れたままだったのがようやく新しい環境に慣れたのか、水面近くまで上がって泳ぐようになりました。



テラス観葉植物2


フロントテラスの池は上下で階層を作り、ポンプで上から下に水を回転させています。上に上がった水はメタルプレートで出来た滝をつたって下の池に流れ落ちるので、テラスには一日中水音が響きます。



テラス観葉植物3


天気のいい日には鳩もつがいで木の枝の上でさえずり、お腹をすかせた啄木鳥(?)はまだ数少ないさくらんぼの実をつついて落としたり。草に木に、鳥と魚。水の音に誘われて目を凝らしてみると、人のいないオアシスはそれでいて毎日小さなドラマがいっぱいです。
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梅雨っぽい夏

マグリットの絵のような青空に、木のシルエットがくっきりと浮かび上がりました。今夜10時の空です。



夏の夜


今日は朝から午後遅くまで雨。まるで日本の梅雨のようだなんて話していたら、夕飯近くになって晴れ上がって来た空。散歩に行くには中途半端な夕暮れ時(といっても夜10時ですが)、庭の草木の生長具合をチェック。夫が芝刈った後、暑く湿った空気に草いきれ。少し日本の夏を思い出しました。
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フロントテラス_三角シェード

昨年の夏ダイニングに入る強い日差しをさえぎるため、パラソルを屋根にとりつけようとして挫折。それから1年、今年は上階の隣人のテラスを真似て、三角形の布でできたシェードを、両側の壁の2点にとりつけてみました。



テラス1


部屋の中から見るとこんな感じです。巨大な白いハンカチが屋根にひっかかっているように見えますね。



テラス2


鋭角のうち1点は、庭に降りるブリッジの欄干にくくりつけてます。高い壁によじ登って穴を開ける作業以外は、本当お手軽な方法でした。ロープは登山などで使われるリングで固定されており、テントのように張り具合を調節できるようになっています。



テラス3


庭から見た地階フロントテラス。手前は昨年春に植えたもみじの木。初めての冬の大雪にもめげず2年目には緑の葉が豊かに茂りました。さて、その地階のウッディーなテラスにダイニングテーブルが入りました。周りをヒノキのビームで囲まれたテラスに、その上椅子も木製なので、テーブルは硬質なマットガラスを選んでいます。カプチーノと呼ばれるモカブラウン、落ちついた上品な色です。



テラス4


上階ブリッジから見下したところ。この写真では見えないのですがダイニングから庭にかかるブリッジの下に、ハーブと藤の木を植えました。予定では、来年までにつるが延びてブリッジの下に藤棚ができるはず(!)。反対側のそそり立つレンガの壁の前にはやはりつるで伸びるアジサイを植えます。黒くなっている壁際にそのアジサイを植える細長いポットをはめ込む予定なのですが、既製品でなかなかサイズの合うものがまだ見つかっていません。



テラス5


今月に入り、ようやく座って食事ができるところまでできてきたフロントテラス、両脇の藤とアジサイの白い花を楽しめるようになるのはやはり2−3年はかかるそうです。庭造りには気力と根気、そして年月が必要です。両脇の花が見られるまでの華やぎにと、少し大きめ、花がたくさん咲く鉢物の植木を買いました。それが手前に見える「アフリカンリリー」です。長い刀のような葉に守られて小ぶりな白い花が鈴の玉のようにつく風情が気に入っています。
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花冷えに檜風呂

家の前の街路の桜がほころび始めました。今年は雪が降って冬らしい冬、花が咲いて春らしい春、あたりまえのようでいて毎年決してこうではないベルギーの季節の変わり目を楽しんでいます。

2010年の桜1

イースターフラワーと呼ばれる水仙の黄色と、桜のピンクで色づいたリング沿い。日本人が桜を待ちかねるように、こちらの人は黄色の水仙で春を感じるようです。例年は水仙の花の方が早いのですが。

2010年の桜2

日本でならさしずめ「花冷え」と呼ばれる今日。先週は16度まで上がったのに今日はまた10度以下に下がりました。体感温度はあくまでも相対的なんですね。同じ9度台でも春だととても寒く感じます。

テラスフロンポンド

先週はじまったフロントテラスのポンドの工事は、「晴れ、時々曇り、いきなり雨も風も」という不安定なお天気の中、昨日完成しました。コンクリートでできた池やテラス周りをヒノキの角材できれいにお化粧され、ヒノキ独特の芳香があたりの空気に広がります。こうしてみるとなんだかお風呂みたいに見えますね。下から上のポンドに水が行き、前のメタルプレートが設置されたところから滝のように水が落ちるしくみになっています。冬の間雪に埋もれている間水を動かすモーターが故障してしまったようで、水が流れる「オープニング」にはあと一歩。

さて、来週から日本に帰国。檜の露天風呂でお花見、できたらいいなあ。
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ガーデンライフ再開

月曜日から快晴の続くベルギー、毎日確実に春が近づいて来るのを感じています。今週の日中は16度ぐらいまで上がり自転車で街を走れば汗ばむほど。雪をかぶっていた庭の芝も息を吹き返し、長い長い冬を潜り抜けて、ガーデン、庭造りを再開する時期となりました。

フロントポンド1

こちら、フロントテラスのポンド。昨年はコンクリートで型を作ったところで秋となり、一年持ち越した状態から、今週からようやく外側の化粧パネルを張ることに。檜の角材を使って、ホリゾンタルビームを構成、ポンドを覆うブラックラバー(醜い!)を隠します。
ここまでが1日目。

フロントポンド2

いつも仕事をお願いするベルギー人のスタンはとても腕のいい仕事人です。大工、左官、配管、電気工事、なんでもできるけれど、口数少なくちょっと気難し屋さん。「さーっという訳にはいかないよ。この仕事。決して嫌いじゃないけどね。」といいながら、もくもくと木材を張っていきます。ここまでで2日目終了。さて、何日かかるのかしら?「そんなの、やってみないとわかんないよ。」と、いつもながら、取り付く島のない口調。

ゆずのガーデンデビュー

そんな私や大工の苦労を横目に、末娘ゆずは晴れてガーデンデビュー。長い冬の後、はじめてお外に出してもらえたのが嬉しくて嬉しくてたまらない!一日中「庭駆け回る猫」となりました…。春は楽しい!「人生の春」まっただ中、ゆず7ヶ月、です。
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春を呼ぶHANA

今日もまあまあお天気が良くて、6時を過ぎても外は明るい。確実に春に向かって日が伸び始めていますね。お花の話題が出たので、もう1つ。いつも何か季節を感じさせるおみやげを携えて訪ねてくれるHANAEちゃん。料理人がベルギーに来てすぐの金曜日の夜、お食事に来てくれた晩は、白のヒヤシンスでした。球根から育つお花って、いかにも「近い春」を感じさせると思われませんか。

ヒヤシンス

その日お花はまだ咲いておらず、球根から瑞々しい緑の葉が伸びていただけ。それがお部屋の暖気で一気に目覚めたかのような成長ぶり。翌日には見る見る花をつけたかと思うと、その重さに耐えかねて鉢の外に倒れてしまいました。「その人どんな人なのお〜」と、贈る人にあわせてゲイのお花屋さんが選んでくれたという鉢は、ヨーロッパの農家の家族らしい(?)レトロな写真が焼き付けてあってとても気が利いてます。残念なことに、背の伸びたヒヤシンスは、その中に納まりきれず宿替え。


ヒヤシンス2

レトロ、といえば、背景の壁にかかっているのは、夫の版画コレクション、北斎の「富嶽三十六景」と、広重の「東海道五十三次」です。今年のイースターホリデーには、友人を連れてのJAPANツアーを計画しているこの「年男」。遠距離交際中は毎年お休みは日本、東京に1年住んだこともあり、ベルギーに戻ってからもしばらくはドイツのオークションハウスに勤め、日本アートも取り扱ったことがあります。仲間うちでは「日本通」で通っているので、まるきり素人のような質問はできませんが、どこをどのように回れば「日本の春」を満喫できるかを、富士山の麓から来た料理人からも、あくまでもソレトナク情報収集してました。

ヒヤシンス3


香りはその白い花弁から沸き立つほどのヒヤシンスも、今はその花も落ち、球根の中に「元気の素」が戻ってしまいました。もう少し暖かくなったら次は庭に宿替えです。私の家に一足早い春を運んでくれたHANAEちゃん。週末に行ったブルターニュで牡蠣を食べて不幸にもあたってしまったとか。今週は球根のように静かにお家の中で安静中。春はもうすぐ、HANAEちゃんにも早く「元気の素」が戻りますように。
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真夏日に赤いビキニ

先週より真夏日の続くヨーロッパ。ここベルギーでも、昨日は33度、今日はなんと36,5度まで日中気温が上がりました。ベルギーの東部、リンベルグ地方では38度を越す猛暑!本当にここはヨーロッパなのか?でも夏らしい8月というのも意外に珍しく、うちの夫のようにこのバカンス気分をできるだけ長く味わいたい人には大歓迎!のお日様なのでした。

ロビン、赤いビキニ


ロビン、お日様と芝生

夏日、スイミングポンド


庭のスイミングポンド。陽光が水面に映ってきらきら。フロントに、目隠し用のバンブーが。(先週無事植え込みが終わりました…。)
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完成間近、スイミングポンド

コンクリートで固めた後、プール専用シートを敷き詰めてポンド完成。水が入りました。

スイミングポンド、水入りました。

スイミングポンド、初泳ぎ

夫が記念の初泳ぎ。たかだか10平米程度の小さな池ですが、水深が140?、大人一人が浸かるには十分です。

スイミングポンド、アイリス植え、華

イギリスから遊びに来ている姪っ子も駆り出して、水草植え。こうしてみると優雅ですが、実はこの前に、ポンド底に敷き詰めるための砂利をバケツで運ぶという超肉体労働を課せられました。べルギーの夏がガーデニングの人足として使われるためだとは、「予想外だった」と彼女。

スイミングポンド、アイリス植え、弘美
田植えのように見えますが、植えているのはアイリスの苗。いつも夫が働いている画像ばかりで、私は何もしていないように思われてますが、一応こうして働いてます。

スイミングポンド、アイリス
こうした水草や花のバイオの力で水を浄化、化学薬品を一切使わず水をきれいに保ちます。
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