window display 腕比べ

週末、パリは早朝から激しい雨。あの巨大な提灯がどうなってしまうのか心配しつつ、ファブリックメーカーによる「ストリートパフォーマンス」の中でも特に印象的だったウィンドウディスプレイをご紹介します。



虫のディスプレイ1


セーヌ通りからジャコブ通りにつながる小路にあるこのポップアップショールーム。普段は何の店だったのか思い出すことができないのですが、とにかく今はこれ。なんと無数のバッタにウィンドウ全体が覆い尽くされています。



虫のディスプレイ2


良く見ると、このバッタたち、すべて高級ファブリックで作られているんです。こんな凝った演出を考えることもスゴいですが、実際に創ってしまうことがもっとスゴい。そばで見ると判りますが、バッタは生地でつくられていながらもかなりリアル。



虫のディスプレイ3


脚も触覚もきちんと曲がっているし、そのとまり方も本物らしいでしょ?大きさや柄がすべて異なるこのバッタたち。制作するまでにどれほどの時間、手間雛がかかったことやら。



虫のディスプレイ5


ディスプレイの仕方も、ショーウィンドウを囲い込むように、屋根から路面まで、自然のバッタがそうするような動きをちゃんと再現できています。単純なデコレーションではない、自然観察に裏付けされたコンテンポラリーアートですね、これは。話題性、十分。



虫のディスプレイ4


そしてこのように、通りすがりの観光客や散歩する人の目を奪い、写真を撮る人の姿もたくさん見受けられました。目立たない路地だからこそウィンドウディスプレイはここまで派手に。きっとこの店の存在は大きなメディアだけでなく、ブログやフェイスブックを通じてすでにかなり拡散されているのでは。



メーカーの名前は、GASTON Y DANIELA、スペイン,マドリッドを拠点とし世界中に販路を持つ大手です。
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Paris deco off 2015@ rue de seineーセーヌ通りのデコラシオン

半年ぶりのパリです。1月の展示会のこの季節、厳しい寒さにも関わらずパリ市内では色々なイベントが開催されていて結構賑やか。夕方CDGに着く日本便でパリ市内に入れるのは大体18時前後。日が暮れて街灯がともる頃、アパルトマンのあるセーヌ通りにいつもは見ない物体が宙に浮かんでいました。



パリデコ1


それはそれは美しい柄のファブリックに包まれた巨大なランプシェード! 今年3回目を迎えるというParis Deco Off パリ・デコ・オフ、今年は有名大手ファブリックメーカー、ピエール・フレイマヌエル・カノヴァが軒を連ねるジャコブ通り、フュルステンベル通りから、もっぱらアートギャラリーがメインのセーヌ通りにまで進出していてびっくり。



パリデコ7


この「お洒落な提灯行列」は、有名店のある大きな通りだけでなく、道幅の狭い小路にも。参加したファブリックメーカーがそれぞれの名前と作品である生地を巻いた粋な広告塔という訳でした。



パリデコ9


巨大な提灯の灯りに誘われて、ショーウィンドウに浮かぶファブリックのディスプレイを見る楽しさは夜ならでは。高級ファブリックの鮮やかな色や柄は、夜の照明に浮かび上がってこそ、その質感を発揮します、まるで熟年ハリウッド女優のような存在感、とでも喩えれば納得していただけるかしら。画像はカノヴァの新作、ポット柄。同じパターンで飛行船が並ぶヴァージョンも素敵です。



パリデコ4


サンシェードやガーデンチェアにぴったりのトロピカルな柄が楽しいアウトドアファブリック。THIBAUTは、1886年にニューヨークで設立された世界で最も古くからウォールペーパーを扱っていたという老舗。アウトドアファブリックは比較的新しい分野ですが、この老舗ブランドも力を入れていることがわかります。ショーウィンドウのバカンスカーのパッチワークで、1月からもう夏のイメージが膨らみます。



パリデコ8


昨日から始まったこのイベント、明日24日土曜日は夜11時まで各ブランドともショールームを開放。ショールームではドリンクがふるまわれるだけでなく、前の広場や通りではライブバンドによる音楽も楽しめるようです。一般の人も巻き込んでのアーティーな「ストリートパフォーマンス」。お仕事もお洒落に楽しくがパリならでは。
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まだ間に合う!クリスマスの飾り付け

クリスマスが近づいて来ると、お部屋の雰囲気作りにあれこれ気を使いますね。

去年とはちょっと違う演出でゲストをお迎えしたいのに・・・と気を揉むホストの方もきっと多いはず。テーブルは、お料理主体で盛り上げても、それを囲む空間は?それほど手をかけずにそれなりの季節感、イベントのムードを高める小物たちをご紹介します。



12月20日のディスプレイ1


ゲストをお迎えする玄関は特に普段と違うデコレーションが大切です。ゴールドやシルバーのおリボンがあるとそれだけで場が明るくなりますが、クリスマスシーズンにはワインレッドや少しラメの入ったブラウン系もお薦め。ワイヤーの入ったリボンを使えばゴージャスなコサージュが簡単に作れます。イタリアから来た「NOEL」の文字のオーナメント。どこにでも掛けられる下げ紐がついているので、ドアノブや壁に掛けることはもちろん、こんなふうにリースに掛けて使っていただいても!



(その他のアイテム:パリのBHVで購入した白羽のリース。ベルギーのクリスマスショップで購入したワイヤー入りリボン、カバリーニ、ヴィンテージポストカードフレンチキルトベッドカバー




12月20日のディスプレイ2


こちらはフランスから来た鏡のお盆。アンティークレプリカです。鏡は見た目が華やかだけでなく、反射することで、そこに置くオブジェの魅力を引き立たせます。ステムの長いワイングラスやシャンパンクープなど、ご自慢のグラスウェアを並べれば、ガラスの美しさがさらに際立ちますよ。また、照明をあてることで離れた天井や壁にグラスなどのシルエットを作り、冬の夜のムードをさらに高めます。



(その他のアイテム:ウィンターフォレストタンブラーレインディアタンブラークリスマスツリーボウル






12月20日のディスプレイ3


実用的なデコレーションの代表選手、ワインボトル。もちろん見た目だけでなくお味も大切ですが、ラベルにこだわる製造者のワインって結構はずれがありません。この、社交ダンスをする男女のイラストが螺旋状のラベルに印刷された洒落たボトルは、映画監督のフランシス・コッポラ氏のコレクションから。有名な映画監督はワインの作り手でもあったという羨ましいお話。さすがにボトルにも絵心が溢れています。同じくイタリアのワインギフトボックスは、ギフトとしてだけでなく、このようにワインを引き立てる「雛壇の屏風」としても使えます。



(その他のアイテム:レースとスワロフスキービーズのネックレスオユーナカシミアリンググラブ)




12月20日のディスプレイ4


そして、クリスマスシーズンのお約束、鮮やかなグリーンとレッドのコンビネーション。炎の出ないLEDキャンドルは数多くあれど、こちらは実際に本物のキャンドルで出来ているところが嬉しいです。もちろん使っているうちに溶けたりしませんのでどうぞご安心を。大きな葉が何枚も重なったアロエグリーンはポインセチアを思わせます。この時期よく出回る赤いポインセチアはちょっとありきたり過ぎて・・・と思われる方にお薦めです。茎にワイヤーが入っていますので曲げて座らせることもオブジェの方に引っ掛けることもできます。



(その他のアイテム:ラタンスクウェアトレイ




12月20日のディスプレイ5


白く塗装した正方形の木製トレイは3点セット。南仏を思わせる、シャビーシックなかすれた塗装が特徴です。ゲストにとっていただくオードブルや小さなプレゼントを持ってお出ししてみてはいかがでしょうか。キャンディーやチョコレートを小袋に入れて一つ一つゴールドのおリボンでお化粧。こんなふうに出されたら誰でも子供のように喜んでくださること請け合いです。



(その他のアイテム:クリスマスミニブーケムラーノグラスリングパリのサシェ、マリーズ・ア・パリ




飾り付け上手、盛りつけ上手な方が思う存分腕をふるえるこの季節、ホステスとして、またゲストとして、個性的でご自身のセンスを活かした演出をお楽しみください。
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ユーロライフスタイル中之島店OPENのお知らせ

大変ご無沙汰しております。2013年7月、兵庫県芦屋店の閉店から長きの準備期間を経まして、このたび、ようやく新しい店舗の開業にとこぎつけました。ユーロライフスタイルは、大阪市北区中之島に、この7月、新しい店をオープンします!



北区中之島は、大阪市役所や公会堂、旧ダイビルなど、大阪のシンボルマークが集まる浮き島です。周囲を川で囲まれたこの場所は、大阪市都市開発計画の中でも重要な部分を占めています。公会堂のある東側には、美術館やバラ園、公園が広がり、市民の憩いの場を提供しています。



旧ダイビルを中心とする西側には、国際美術館や科学館、国際会議場が、オフィスビルやタワーマンションとその軒を並べています。大阪中之島を、パリのシテ島になぞらえる人が多くいるように、水の中に浮かぶその様は、島全体が街の縮図のようにも見え、高層ビルの立ち並ぶ都会の中にありながらゆっくりと、熟成した大人の時間が流れています・・・。



nakanoshima, riverside




川べりにひっそりと佇むレトロなビルの一階、10坪ほどの小さなスペースですが、マレの美術館の周りに散在する粋なギャラリー、セーヌ通りのお洒落なインテリアショップ、パリ左岸、リーブゴーシュに集まる個性溢れるアンティークショップから受けたインスピレーションを活かしつつ、ヨーロッパの香り漂う商品を集めた、大人が楽しめるお店にしていこうと思います。
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光とさざ波と珊瑚色

関西では、ここのところヨーロッパの夏を思わせるような快晴が続いています。眩しい太陽、さらりとした空気、梅雨までのほんのわずかの期間ではありますが、5月は日本の一年の中で最も天候が安定した爽やかな季節。



5月のディスプレイ1


ショップ店頭も、リネンや夏ものショールなど涼しげなアイテムが増えました。そして5月の花はピンクの紫陽花。ブルーでもなく、パープルでもない紫陽花がちょっと新鮮です。アンティークのクリスタルシャンデリアは、冬に登場させることが多いのですが、クリスタルパーツには、ほんのりピンクのものも入っていて涼しげでありながらロマンチック。初夏の紫陽花との相性の良さは格別です。



シェルネックレス


こちらはフィオーレ・ディ・ペスカの夏の新作、ヴィンセントネックレス。パープルピンクの線が入ったシェルに、同じく貝でできたパープルとグリーンの玉でつないでいます。通常の留具を使わず、シルクの紐を寄り合わせてつないでいます。長さは紐を引っ張ることで調節できます。シェルの色合いが、海と砂浜を彷彿とさせます。



フレンチシャンデリア


既にこのブログでも何回も登場している19世紀のフレンチシャンデリア。ヨーロッパと日本の間を2回往復して、今は芦屋にあります。今回の催事のフィナーレを飾るべくして、ショップにも登場。いつも思うことは、どこに置いても、何と合わせてもしっくり馴染む。年代を経たアンティークの存在感はやはり本物です。今回は、店頭で、378,000円(ペア、税込価格、送料別途)で、販売もしております。一点限りなのでご関心のある方はお問い合わせください。



シルクフラワーコサージュ


Bon Bon Felt Tinaのシルクフラワーコサージュ。シルクに、フェルト加工したウールを重ね、お花に仕立てています。後ろに大きなピンがついています。シンプルでありながら、上品なのはその素材の力、夏の装いに華やかさを添えてくれます。ピンクつながりで、Cavallini & Co. のポストカードシリーズ、Vintageから一枚使ってみました。このシリーズの絵葉書は一枚一枚の色がパステル調でとても綺麗なので気に入ってます。



カシミアシルクショール、マイラ、コラール


オユーナのカシミアショール、Myra マイラは、水面が風にあおられて立つさざ波のような織りに特徴があります。シルク30%, カシミア70%の混紡、軽くて透け感があるので夏の日差し対策にも最適。珊瑚のコラールと、アンティークブルーアメジストの三色。



リネン100%,


スリップドレス、エイミーはリネン100%。ふだん白を着ない方、真っ白はどうも・・・と敬遠されがちな方でも、自然素材の麻であれば、気軽に羽織れるのでは?白以外に、ナチュラル、ニュイ(限りなく黒に近い濃紺)もございます。



季節はじめの紫陽花に、カシミア、シルク、クリスタルといった存在感のあるアイテムたち。これまで様々な色を着こなしてきた大人の女性だからこそ惹かれるピンクって、こんな感じ?・・・というイメージで、日本の5月を演出してみました。
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els au passage

さて、今年2013年の新年から3ヶ月の予定ではじめた催事ですが、引き続き4月からさらに3ヶ月、6月まで延長することになりました。これまで東芦屋町にあったギャラリースペースとは異なり、駅前という立地のため、地元にお住まいの方だけでなく、外からのお客様も来ていただきやすいということが延長の理由です。春になって気候もよくなればお越しいただく機会が増えるのでは、というよみもありまして・・・。



ラポルテ1


そのよみがあたるかあたらないかは別にして、ヨーロッパのスローテンポにどっぷり浸かっていた私自身にとっても、芦屋市のゆったりしたペースに少しほっこりしてしまった事実も否めません。パリの古い商店街「Passage」の、古い曇りガラスを通して入る光や、そのセピア色の光の中で行き交う人たちの古き良き時代の商店街のイメージが、オーバーラップしている、といったら少し言い過ぎでしょうか。



エルスオパッサージュ1


神戸三ノ宮にも、大阪梅田にも電車でわずか15分、そんな地の利は、逆に芦屋の商業を萎えさせているんだ!とは、ようやく最近実感してきました。・・・それでも、いますぐ梅田の繁華街でお店を構えることも、神戸の居留地あたりで、週末を楽しむ若者や観光客と対することも、まだなんとなくしっくりしていないエルスとしては、もう少しこののんびりおっとりした「大人の街」で次なるステップへウォーミングアップが必要です。それで、エルス・オ・パッサージュ。「passage」とは、小路に沿ってできた商店街という意味のほかに、「通過点」という意味合いもあるものですから。



エルスオパッサージュ


関東とはテイストが違うとは、色々な方からもご指摘を受け、私もそれなりに覚悟してました。これまでとは違った明るい色や、多少奇抜なデザインも仕入れてみたり・・・。それでも本来はシンプルでさりがないものが好き。芦屋でラタンはどうかなーと思っていたところ、買ってくださるお客様はやはり関東のご出身だったり・・・。地元の方は、さりげなさよりは、はっきりした色、形、ユニークさを好まれるようです。「花柄を探しているのよ」とこれまたストレートな直球を投げて来られる方も。だからといって花柄のすべてがよいわけでもないそうですが。



エルスオパッサージュ3


カバリーニのレトロなデザインのラッピングペーパーは、「ポスターにもなります」とご説明をすると、納得して買われていく方が時々いらっしゃいます。綺麗なだけじゃなく、実用的なものを求める方が多いのは、主婦の方が多いせいかもしれません。ポストカード、ギフトタグも、きらきらしたグリッタータイプ、そして美味しそうなスウィーツが一番人気です。





エルスオパッサージュ4


今週はじめ、春物のカシミアスカーフが入荷して、全体の雰囲気はだいぶ明るくなりました。お店の前を通り過ぎる方々は、店内に入らずとも、「綺麗ねー」と外に展示しているスカーフやショールには触っていかれます。決してお安くはないですが、ブランド品に比べればコストパフォーマンスのよいものばかり。芦屋の方は、「良いものを知り尽くしている」「お金持ちが多いがお財布の紐は固い」毎日そんなこの地ならではのタイプを発見するのも、催事の楽しみの一つです。





エルス・オ・パッサージュ (by euro life style)

〒659-0093 兵庫県芦屋市船戸町4-1 ラポルテ本館2F 西北角

電話番号:0797-22-8100

営業時間:10:00 - 20:00

休館日:第2、第3木曜日
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Le Passage パッサージュ

ヨーロッパの古い都市にあるアーケードマーケット、特に大通りから大通りへと抜け道になっているような商店街を、パッサージュとよびます。 フランス語で、「通り道」とか「小路」という意味ですが、19世紀の都市整備の中で無数に出来た商店街をさすこともあります。



パッサージュ1


これはイタリア、ミラノのパッサージュ。雨の日にも濡れないで買い物ができるという、こうした商店街は、ヨーロッパの都市整備の歴史の中、画期的な出来事だったとか。新しいお店はほとんどないこのパッサージュ、既に博物館のような空気が漂います。中でものを売る人も、なんとなくレトロ。マダム・タッソーの蝋人形館にそのまま移しても違和感ないほど。



パッサージュ2


パリ6区、マザリン通りとドーフィン通りの間のパッサージュ。この中庭の中には、その閑かなたたずまいとは裏腹にフランス語の学校や、カフェ、ギャラリー、ブティックが共存。観光ガイドに載るほどではないですが、実はパリらしい雰囲気十分の楽しい一角です。



パッサージュ3


正真正銘、パッサージュという名のこの通りには、目下パリで注目を浴びる新進気鋭のシェフが、また新しいお店を出したということで、パリッ子や観光客が行列を店の前に列をなしています。夜のパッサージュは、街灯の明かりで建物や道の輪郭が闇に滲んでさらに素敵。



パッサージュ4


サンジェルマンの近くのこの通りには、センスの光るお花屋さんがありました。こんな誰も通らないような小道でもパリ・コレクションに出てくるモデルのような細長い植木鉢や、珍しいグリーンを使った印象的な花束を毎日創っているので、いつ立ち寄っても楽しめます。



パッサージュ4


こちらは、週末骨董市のパッサージュ、サン・マルタン運河沿いです。テントの中には、それぞれのディーラーの秘蔵品が所狭しと並べられていますが、お天気の良い日には、テーブルを置いてワインやサンドイッチを並べてピクニック気分。お商売半分、行楽半分。売れてもよし売れなくても一日ひなたぼっこしておしゃべりを楽しむ、そんなゆとりがヨーロピアン・・・♫
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アメジストパープル

お天気のよい関西にあって、昨日芦屋でも小雪が舞いました。カシミアショールを扱うお店ですので、お天気に合わせて、次は何を正面にディスプレイしようかと、色や織りの異なる数種類を前にあれこれ思いをめぐらせます。今週目に入ったのがこのアメジスト、落ち着いた大人の色です。



アメジスト


アメジストのダヤ、トラベルセット


カシミアニットの柔らかな起毛に埋もれてその色は深みを増し、寒色でありながらすっぽりとつつまれてしまいたくなるような包容力さえ感じられます。真実の愛をつらぬくという意味を持つ石アメジストは、強い意志を秘めながらもそこはかとなく控えめで上品であるゆえに、高貴な人の好む色として古来より珍重されてきました。



2013年1月のディスプレイ


一月後半の店頭のディスプレイは、このアメジストカラーのトラベルセット(大判ショールとレザーストラップのセット)が主役です。ふわふわバブルニットのアナショールのアイボリーと並んでさらにその個性がひきたちます。



2013年1月のお花のアレンジ


お花のアレンジメントは、白とグリーンを基調としてまとめています。お正月のご馳走が続いた後には、七草粥をいただく習慣があるように、絢爛豪華なアマリリス、薔薇の後には、シンビジウム、アンスソウム、グリーンベルと異なるグリーンをミックスしたアレンジで目に爽やかさを映します。



グリーンカラ


主役のお花カラーは、別名「グリーンゴッデス」。白い花にグリーンを一刷毛のせたかのような個性派美人です。



ダヤトラベルセット


アメジストカラーの大判ニットショール、ダヤは、モノカラーにコントラストを効かせたエッジのあるデザイン。同じくアメジストカラーのレザーストラップがついています。女性はもちろん男性にも持っていただきたい上品な紫色です。
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2013年、橙色に秘めた思い

日本の新年のお飾りに登場する橙は、ヨーロッパではビターオレンジという呼称で知られ、酸味と苦みが強くそのままでは食用に適さないため、マーマレードにされたり、冬の飲み物、グルーワインの材料に使われたりします。日本ではポン酢やお風呂の香料として活躍していますね。



ラポルテ催事1


ユーロライフスタイルでは、催事に訪れたお客様に、新年のおみやげとして、今この橙を一つずつお持ち帰りいただいています。野球ボール程度のこの柑橘系の果物に、いったいどれほどのビタミンが含まれているのかは不明ですが、酸味と苦みが強ければ強いほど、身体の弱った部分に良い刺激を与えてくれるような気がします。



ラポルテ催事2


また、その名の「橙」の語源ですが、冬に一度実がつくと、そのまま数年落ちずに枝についたままであることから「代々(だいだい)」と呼ばれるようになった、という説があるようです。しめ縄のお飾りにつかわれるのも、ビタミンカラーの黄色だけでなく、家が代々繁栄するようにと縁起をかつぎ、家内安全という年初の願いがこめられているのでしょう。



ラポルテ催事3


この冬期催事でも、「代々」という縁起にちなむアイテムがいくつかあります。一つはラタン。フランスやベルギーのインテリアでも定番と言ってよいほどよく登場する名傍役です。どんな素材ともよく馴染む高品質のラタンはインテリアコーディネートで昔からよく使っています。今回の催事場のディスプレイのセンターに置いたのが、このロマンチックなラタンのラウンジチェアとオットマンです。この他にも植木鉢の代わりとしても使えるウェイストペーパーバスケットや、お道具箱としても活躍するストレージボックス、文房具をスマートに整理整頓できるオフィスボックスを展示販売しています。その他、OYUNAのカシミアスカーフ、ショールFIore di Pescaのハンドメイドアクセサリー、これらもすっかり定番でおなじみとなりました。



ラポルテ催事4


そして2013年の新しいテーマは「Bon Voyage!」。昨年南仏でおみやげに買った、ちょっとレトロで素敵なポストカードがありました。そのメーカー、Cavallini &Co.が、ポストカード以外にも、マスキングテープやスティッカー、ギフトタグなど、大人も楽しめる美しいステーショナリーを、様々なシリーズで出していることを知り、今ではお店のギフトラッピングなどに利用させていただいています。またラッピングサービスだけでなく、ご希望のお客様には一点ずつお買い求めいただけるようになっています。



ラポルテ催事5


季節の商品としては、既にご紹介した、ビタミンカラーのダウンウェア、渋谷発信パブリックスペース社が企画制作している、「粧うYOSOOU」シリーズのストレッチダウンがメインです。同シリーズのラクーンファーをあしらったティペットは、特に芦屋マダムに人気があります。



さて、皆様、あらためまして、新年あけましておめでとうございます。

今年もユーロライフスタイルをよろしくお願いいたします。

この橙の色のように、皆様の一年が健康で明るいものとなりますように。

この橙の実のように、ELSがこれから成長する木の上に長く止まれますように。

皆様の、穏やかな日々の暮らしの中で、一色(ひといろ)のアクセントとなるような、そんな商品を、これからもご紹介していくことができたら大変嬉しく思います。



2013年 福西弘美
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バイカラーデュエット

毎年出てくる新色が楽しみなバイカラースカーフ、「DUETTE デュエット」。今年の色、ウィスパーブルーはベージュを散らせることにより優しいニュアンスのある青になりました。トープとは新しいけれど奇抜すぎない落ち着いたコンビネーションです。



デュエットスカーフ1


デュエットスカーフは、150 x 20 cm。コートを着るほどではないけれど首もとは秋風に弱い。そんなときにぴったりのお試しサイズ。



デュエットショール


DUETTE SHAWL デュエットショールは 200 x 70cm。肩からすっぽりかけて十分なサイズ。こちらは秋口から真冬まで色々なシーンで活躍。トープの手袋と合わせてシックなお出かけスタイルに。



デュエットショール2


バイカラーの楽しみは、2色の色をどのように使いこなすかにありますが…。



デュエットショール3


シルクのシャツブラウスの上にこんなふうに巻き込んで使うのはいかがでしょうか?



デュエットスカーフ4デュエット5


やはり今年の新色でオーベルジン・プラム(画像左)のバイカラー。フェミニンで個性的な色はアクセサリーにもこだわりたいところ。アメジスト・インディゴ(画像右)はスパイスのきいたシャープで都会的なコンビネーションです。



デュエットスカーフ2


新旧揃って現在スカーフは10色から、ショールは4色から選んでいただけます。
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